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Events アメリカ ―― ニューヨークおよびボストン旅行体験記 vol.03
4/29 (これ以降、アメリカ東部標準時)
0620時 起床。思ったよりも早く起きてしまう。30時間起きたあとでこの睡眠時間は足らないかと思ったら、体は思いのほか元気だ。大丈夫そうなのでそのまま起きることにした。時差ぼけ一発解消作戦大成功!! これ以後、時差ぼけが原因の眠気はいっさいなかったとさ。
0710時 C.Bさんが勧めてくれた、家の近くのレストランに朝食を食べに行く。イングリッシュマフィン、かりかりベーコン、スクランブルドエッグ、ソーセージを食べる。行く前から「アメリカのベーコンはうまい」と聞いていたが、想像以上にぱりっとしててとてもおいしい。家で作ってたかりかりベーコンは偽物だと思い知らされる。
コーヒーはお代わり自由なのだが、おかわりくださいと言う前に店の人が注ぎに来る。しかもその量がはんぱじゃない。まさに『あふれんばかり』入れるのだ。結局飲む気もないのに並々二杯飲む。
0810時 今日はKGCのリハーサルがセント・バーソロミュー教会である。最初はそこまで電車で行くつもりだったが、予定よりも早く事が進んでいるので、散歩もかねて早めに家を出発。セントラルパークを抜けるコースを歩く。
ふと親父が、「スタインウェイ・ホールがカーネギーホールの目の前にある」という兄貴の言葉を思い出す。兄貴はスタインウェイのピアノをとっても欲しがっているのだ。
解説:スタインウェイといっても、実はおおざっぱに分けて二種類ある。ニューヨーク・スタインウェイとハンブルク・スタインウェイである。スタインウェイさん自身はドイツ人であるが本家はニューヨークである。何故かというと、スタインウェイ一家は1850年にアメリカに移住したのだ。さらに、日本の代理店で取り扱っているのはほとんどハンブルク・スタインウェイである。兄貴は何故か(俺にはわからない諸事情により)日本では手に入りにくいニューヨークの方を買いたいと思っている(らしい)。
詳しくスタインウェイの歴史を知りたい方はこちら。
(スタインウェイ本家HP: http://www.steinway.com/ )
(スタインウェイ日本HP: http://www.steinway.co.jp/ )
丁度カーネギーホールを横切るコースだったので、スタインウェイ・ホールを探すことに。
0900時 カーネギーホール前、スタインウェイ・ホールを発見。といっても、正面ではなく、ほんの少し斜め前だったが。最初はとりあえず建物だけ見ていく予定だったが、親父が門を開けてみると鍵が開いていた。試しに入ってみると、すでに開館していた。なんと開館時間は9時だったのだ。まじでその日の一番乗り。どうでもいいけど。
兄貴のためにピアノを見て回る。CF(?)グランドが中央ホールに置いてあり、そこで俺はベートーベンの有名なソナタ、月光を弾いた。……のだが、途中で沈没 orz
とても不本意だった。ほんとに不本意だった。超ふほ(ry
弾いてみての感想は、YAMAHAに比べ、鍵盤をしっかり押さないと音が出ない。だが、そこから奏でられる音は心地よいコントラストを生み出し、ホールに響いて、静かに消える。なるほど、兄貴が常々言っているYAMAHAとの違いがよくわかった。スタインウェイ・ホールと言っても、そこは展示スペース、他にもたくさんのグランドピアノが所狭しと並んでいた。写真は中央ホールのもの。

およそ37分間しか居ることができず、見て回るには時間がなさ過ぎた。しかし、とりあえず写真を撮りまくり、兄貴にはいい土産を作ることができた。
0950時 セント・バーソロミュー教会到着。
1000時 KGCリハーサル開始。しばらくその様子を見る。
1020時 セント・バーソロミュー教会出発。一人で徒歩でメトロポリタン美術館(=メット)へ向かう。
1040時 メット到着!

……外観リニューアル中でした orz
なんでも来年が75周年だとか。それに併せての改修工事をやっておりましたとさ。
門をくぐると警備員に鞄を調べられ、その後入場料をを払う。そこではたと気づく。
「国 際 学 生 証 忘 れ た ! ! orz 」
家に置いてきたのではない。取得そのものを忘れたのだ……。これがあればどんな美術館、博物館でも入場料が安くなるのは間違いないのに……忘れた……。しょうがないのでAdult(大人)料金を払う。トホホ。
で、バッチみたいなのをもらい、服につけていざ中へ! ちなみにそのバッチをつけておけば一日中出入り自由なのだ。なんとすばらしいことだろう。日本の美術館もこうあって欲しいものだが……。
まずは一番見て回るつもりの無かった「エジプト館」へ。何故行ってしまったかというと、チケットセンターが門の正面、左右の三カ所あり、俺は流されるまま右へ。そして流れに任せてそのまま奥へ。そこが実はエジプトの展示スペースだったのだ……。迷い込んでしまったので、しょうがないから見て回る。が、思ったより興味深い品々がたくさん置いてあった。(拙者、エジプトは嫌いなのである。何故かというと……怖いから!(待て)) 一番印象的だったのはなんといっても神殿だろう。なんとメットには神殿がそのまま展示してあるのだ! 流石に写真を公開するのはどうかと思うので掲載しないが、でかい。展示品としてはとにかくでかい。電車四両を束ねたくらいの大きさである。
なぜそんなものがあるかというと、かの有名なアブシンベル神殿がアスワンハイダム建設によって沈みそうになったとき、国際的協力により神殿は守られた。そのお礼として、エジプト政府から贈られたのがこの神殿なのである。
とにかく圧巻の一言に尽きる。
他にも様々な展示がある。例えばワシントンがイギリス軍に奇襲をかけるため厳寒の川を過渡する有名な絵画、ワシントンの有名な肖像画、レンブラントの描いた肖像画の数々、モネやルノワールといった印象派の巨匠たちの絵画、などなどなど……。とにかく一日ではとうてい見きれない量の絵画、彫刻、陶器、楽器、さらには銃、刀、甲冑といった兵器類など。
なお、どんなものが展示してあるかはメットの公式HPで見ることができる。
(The Metropolitan Museum of Art公式HP: http://www.metmuseum.org/ )
1250時 練習の終わった親父とメットで合流。昼食を地下食堂で食べる。ハムチーズサンドイッチを食べる。美味。昼食を食べ終わった後も親父とメットを鑑賞。
1450時 イントレピッド博物館へタクシーで移動。
1505時 イントレピッド博物館到着。イントレピッドとはアメリカのキャリアー(航空母艦)で、空母がそのまま博物館となっている。先代のイントレピッドは第二次世界大戦にも参加し、数々の功績をあげている。日本人の俺からすれば何とも言えない話なのだが……。さらに、沖縄作戦において、日本軍の神風特攻を受けた最後の艦艇でもある。

何とも間抜けな話で、外観をとらずに艦橋ばっかり撮っていた……。アホか俺…… orz
イントレピッドには様々な戦闘機が展示してある。例えば……

F-14トムキャットとか。さらに……

F-16ファイティングファルコンとか。軍ヲタにはたまらない一品がおいてあるのだ。(ぐへへ
さらにイントレピッド博物館にはこんなものが置いてある。


潜水艦にコンコルド! いやー、潜水艦好きにはたまりませんわ。潜水艦の内部を見学するツアーは真っ先に行ってしまったよ! はははは(以下略)
1645時 帰路につく。ほとんど一日中歩きっぱなしで、足が棒のようだ。
1800時 地下鉄で右往左往しながらようやく家に戻る。その後、疲労回復のため仮眠。
1900時 C.Bさんが迎えに来る。実はこの日の夕食に招待してくれたのだ。
場所はHクラブというところで、そこはH大学卒業生が利用できる一種の会館のようなものだ。だが会館といっても、その雰囲気はまるでホテルのようである。冗談抜きでものすごく気品のある内装だ。さらにここにはドレス・コード(ネクタイ、ブレザー着用、ジーンズ禁止。すなわち正装をしてこいということである)がある。俺は大学の入学式に使ったスーツとネクタイをしていった。ほんとにこのような格好をしていかないと、恥ずかしい思いをするのは間違いないだろう。それほど立派なのだ。
C.Bさん、彼のパートナーLさん(女性。奥さんではない)、親父と私とで席に着く。Oさん(日本人)という方も招待していたらしいのだが、Oさんはニューヨーク・ヤンキースvsトロント・ブルージェイズのナイトゲームを見るというので辞退されたということだった。(ちなみにその試合で、松井はノーヒットだった)
とりあえずメニューを開く。いろいろ書いてあったのだが、目を引いたのは「16oz.
Steak」。oz.とはオンスのことである。そのとき16oz.が何グラムかあまりピンと頭にこなかった。まぁ多くて350グラムくらいと想像し、このステーキに挑戦することにした。親父も同じものを頼む。それででてきた大きさに唖然……。なんというか、本当に『肉の塊』なのである。冗談抜きで。後で調べてみると、16oz.は、なんと453グラムもあったのだ! これには正直びっくりした。そんな量が食べきれるはずもなく、三分の二を食べきったあたりでギブアップ。もったいないが仕方がない……。
アメリカでは、デザートのメニューは後で出てくるのが基本らしい。メインディッシュを食べ終わった後、デザートのメニューを眺める。だがおなかの方はぱんぱん。C.Bさんがラムレーズンアイスクリームを勧めてくれたので、それを頂くことに。いやはや、ラムのさわやかな味とアイスクリームのとろける感触が見事にマッチしていて、とてもおいしかった。
会話の方は予想以上に弾んだ。NBA(バスケット)、NFL(アメリカンフットボール)、NBL(野球)の話題や、メットや自然史博物館の話、ラストサムライ、ジュラシックパークとかの映画の話題、日本とアメリカの違いなどの話題と、内容は多岐にわたった。言葉の壁にぶつかりながらも、ちゃんと会話することができた。
それはそれは、本当に楽しいひとときだった。
2300時頃 家に戻る。
2400時 風呂とか歯磨きとか一通りの用事を済ませ、就寝。
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